ゼペットの道具(基本編)
Friday, 19 December 2008 00:00
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ゼペットの道具(基本編)
ゲーム開発に必要なソフト一式
パソコン本体に関連する価格
OSの強力な標準機能を活用
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ゼペットの道具と題しましたが、iPhoneのアプリ開発のために使用してる環境についてお話したいと思います。(宮川)

本題の前に、、、昔話になりますが、 私がゲームを作るようになったのは20年ほど前に出たシャープのX-68000というパソコンからなのですが、当時、中古で17万円だった初期型をアルバイトでお金を貯めて購入し、その後も毎月5千円ほどの技術書(当時はインターネットが無かったので本だけが情報源でした)をこつこつ購入してソフト開発を独学したものでした。

そのパソコンは、本体に基本的なプログラム開発環境がついてくるのと、当時、憧れの代名詞的なゲームであったグラディウス(ポルシェくらい憧れでしたEmbarassed)が付属してくるので、遊べば超楽しいし、理屈では勉強すれば同じくらい凄いゲームが作れる、という、パソコン=夢満載を体現していた名機でした。

っと、そんな昔話をついしたくなったのは、Macもその昔話と同様に、プログラム開発の環境は無料でついてくるので、自分が憧れたゲームやアプリと同様のものを努力次第で開発出来てしまう条件が揃っています。

ゲームを作るにはコンパイラ(プログラムを組むためのアプリ)以外にも、グラフィックやサウンドを扱うソフトや、ソフト開発を便利にするためのソフトもいろいろありますが、どれも本当に安価で、一線のものが揃えられるので、あまりにも恵まれすぎて驚くほどです。

次ページでは、私のちょっと前のゲーム開発の仕事と比較して、どんな環境に変わったかをお話します。


iPhoneのアプリ開発をしているゼペットにとって、Macを選ぶことは至極当然のことなのですが、改めてWindowsユーザーの方々から「え、Macだったら、このソフトの代わりになるものはなに?」とか「Macでアプリを揃え直したらお金かかりすぎじゃない?」という質問をよく受けますが、いつも「思ったより全然お金がかからないのでびっくりしているくらい」と答えてます。

思わず比較表を作ってしまいたくなるほど、ちょっと前にしていたゲーム機用の開発と、今では使用しているソフトも値段も違っています。

 

それぞれの値段は購入の時期によってブレがありますが、

 Windowsでゲーム機用ソフト開発時 
値段 
MacでiPhone用ソフト開発時 
値段
OS
 Windows XP3万Mac OS X
無料で本体に付属
プログラム開発
 Visual Studio

10万

Xcode
無料で本体に付属
グラフィック(2D) Photoshop9万PixelMator$59
グラフィック(3D)
 Maya30万Blender無料
Office文書
 Office5万iWork1万

こんな感じに表にしてしまうといささかMacの肩を持ってるような見栄えになってしまいますが、、、実際、これで全く不自由なく快適に開発が行えてしまいます。

この他、音の編集にサウンドツール等がありますが、私自身、以前はサウンド系ソフトを扱ったことがあまり無く、今はSoundtrackというソフトの導入を検討してますが、普段はフリーウェアのAudacityというアプリで音素材を切り貼りしたり調整するくらいはほとんど間に合ってたりします。

正確に言えば、他社にグラフィックやサウンドなどの制作業務を委託することもあるので、関係者の間ではもっと多くのソフトが開発に使われているとも言えますが、私自身は開発の大半をこれらのソフトで行っています。

 

※補足ですが、Windowsでも、無料で素晴らしい開発環境がMicrosoftから提供されています。この表はあくまで、私が過去に市販ソフトを開発するに当たって導入したソフトの一覧です。


価格という話をまとめてしまうと、最近のパソコン本体の場合、WindowsだとPC本体が6万円、液晶ディスプレイが3万円くらいでしょうか(ハイエンドだとしても)

しかし、開発を行うための業務用としては故障などの障害対策が不可欠なので、バックアップ用にRAID等を組むとすれば+3万円くらい余計にかかるとして、Windowsマシンは合計11万円くらいのものを使っています。

そしてMacのほうでは、上記と同等くらいのスペックであるデスクトップ機(iMac)を使っていますが、17万円でした。そしてRAIDに対応したマシンは最高級のMac Pro(30万円)だけなので、障害対策としてはRAIDではなくMacの標準バックアップ機構であるTime Machineを使っています。

本体価格の値段部分を見れば、WindowsよりもMacのが高いのは事実で、私も導入まではそれまで使っていたWindowsよりも高額とわかってるのに切り替えるということに随分と悩んだのですが、その結論は前ページのソフトの導入費の比較を見ていただければ今の気持ちを察していただけると思いますWink

そしてこのTime Machineを使うようになったことで、今まで必須と考えていたものを使わなくなってしまいました。

 


ソフト開発を行う際、バージョン管理ソフトを導入して、全ての変更点を記録し、開発中のどの時期に、なにが変更されたかを明確に追跡できるようにすることで、問題が起こった時など原因の追及に憶測に頼らず、管理ソフトが記録してくれた変更点を追跡して原因を探せるようにすると大変便利なのですが、Time Machineでは1日以内は1時間ごとに、一週間以内は1日ごとにと、変更内容を自動的に記憶していてくれるので、個人での変更追跡ならTime Machineでも十分間に合ってしまうことと、さらにXcodeではバージョンのスナップショット機能があるので、毎日動作確認が出来た段階でスナップショットを残す用にすることで、問題が起きた場合は安定状態に巻き戻して開発を再開するなどを、Time MachineとXcodeの基本機能だけで容易に出来てしまいます。

 

こうした管理機構もいろいろなソフトががあるのですが、今はOSに付属する標準機能の組み合わせで快適にやれています。

 

実際には、より快適な環境を構築するためのソフトは他にもいろいろと使ってるものもありますが、ゲームを開発するための道具として一揃い、基本的な導入をご紹介してみました。

個々の内容については、またの機会に紹介できればと思います。